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のとキリシマツツジ

5月上旬から中旬にかけて、能登を真っ赤に染める「のとキリシマツツジ」。のとキリシマツツジは、江戸キリシマ品種群のツツジであり、日本一の群生規模を誇ります。個人の庭を中心に500株以上の古木が存在し、能登の春を鮮やかに彩る紅い花として、見るものを魅了します。花期は7日間から10日間と短いですが、推定樹齢が100年を超える巨大な古木を一目見ようと多くの観光客が訪れます。全国的にも貴重な存在として注目を集めており、私たちはのとキリシマツツジを後世に残すため、日々様々な問題をクリアしながら維持管理し、地域活性化や交流人口拡大を目指しております。

満開になると遠くからでもその存在がわかる、のとキリシマツツジ。能登半島の先端部である、奥能登地方に多く分布し、石川県指定天然記念物となっている古木もあります。数多くの園芸品種が作出された江戸時代に、最も高く評価されていたという「江戸キリシマ」がなぜ能登地方に群生しているかは、謎が多く現時点で調査段階です。それでも樹齢100年を超える古木が今なお能登の春を真っ赤に染めていることは、長きにわたって能登人にとって大切に保護されてきた何よりの証です。

のとキリシマツツジは、3系統(江戸霧島・けら性・四季咲霧島)・7品種あり、花びらも深紅色・紫色・濃ピンク色など多様です。私たちはそれらの特徴を踏まえて、栽培・管理を行ない、植栽及び苗木の販売も行なっています。酸性土壌で排水がよく、日当りの良いところを好むのとキリシマツツジは、日陰では花つきが悪くなり、冬は雪で枝が折れやすくなったりと、手入れが容易ではありません。苗木のご購入後も手入れのアドバイスや、植え付け・植え替えなどのサポートをいたします。皆様もぜひ、のとキリシマツツジの栽培にチャレンジしてみてください。